2011/07/29

第2種電気工事士技能試験

第2種電気工事士技能試験に3回目、挑戦しました。
今までは時間内に完成しませんでしたが、今回は23分で完成。(制限時間40分)期待できそうです。と言いながら、予期せぬ重大欠陥があるかもしれませんが、合格発表を待ちます。

試験問題が配られ、いつものように裏面にうっすらと問題が見えます。「3番や。」 電工ナイフとプライヤーは3番では使わないのでケースにしまい、手順を頭の中でシュミレートします。複線図も頭に思い浮かべながら。スタートを待ちます。「ん?差し込みコネクタとリングスリーブ両方がある。」ちょっと練習と違った展開でした。「落ち着け。落ち着け」

「はじめてください」

腕時計のストップウッチをスタート
複線図もある程度イメージしていたので、すぐに描けました。時計を見たときに2分くらいだったと思いますす。問題文をよくみて、「3本結線はコネクタやな」と確認して、4本結線のかしめがあることも同時に意識します。

メジャーを使わずに手で長さを図って、一つずつ部品を作っていきます。とても時間短縮ができました。外側の被膜を10cm剥いで白黒の線は2cm剥いで広げて折っておきました。パイロットランプの同時点滅だけは理屈がわからないので、配線は丸暗記していました。その通りにつないで4つの部品の完成です。最初はやっぱり緊張で手が震えるので、一番経験が多いランプレセで手をほぐします。準備運動のつもりで作るので、これだけは手が覚えるまで練習したほうがいいと思います。始めはこれだけ作るのにもねじを何回も落とし、10分くらいかかっていました。

思えば最初の受験の時、先に電線だけを作っていたんですよね。メジャーで長さを図りながら。そうすると、ランプレセプタブル等の部品をつけるときに、「あれっ?どの電線につけるんやったっけ?」なんて、もう一度長さを図りなおしたりして。すごい時間のロスがあったと思います。
いよいよ結線です。いつも、ここでかなりの時間を取られていました。刻印を間違えたり、かしめる瞬間にコードがずれて失敗したり。今回はそんなことがないよう練習もしましたが、結束バンドを持って行って、リングスリーブとめをするとき3本以上はぎゅっと縛ってすることにしていました。

とりあえずは、ホーザンの「合格クリップ」で仮止めして、配線の点検をします。本番では3本結線が差し込みコネクタの指示でしたので、これは簡単。差し込むだけです。ところが・・・、実は、ペンチを使って、ペンチ幅12mmの長さに合わせて剥いだ後の芯線を切っていたのですが、あわててたんでしょうね、切り刃のほうを右側に持っていって切らなければいけないのに(右利きです)、逆にもっていて、すでにむき出しの芯線を全部切っちゃいました。「ぎゃー」と心の中で叫びましたが、しょうがない。そこだけ剥ぎなおし、短くなってしまいました。残念。

問題は4本結線。本日のメインイベントです。ここに結束バンドを使います。4本の被膜の先を大体合わせて結束バンドで軽く縛ります。そのあと4本の被膜部分を微調整してそろえ、結束バンドをきつく縛ります。それで、芯線を指でよってリンスリを入りやすくしました。リンスリを圧着工具で挟んでおいて、芯線に差し込みます。かしめるときには両手がフリーになり、被膜が噛んでいないか確認しながら、しめることができます。これがいい感じで、今まですごく時間がかかっていたのがうそみたいに仕上がりがよくできました。だいたい、4本もあると左手で押さえている間に、見えない裏側の1本が飛び出してずれたりして、圧着時に被膜を噛んだりしてたのです。圧着工具は間違えないように「中」にあわせて。結束バンドは残っていると欠陥なので、すぐに撤去します。

リンスリからはみ出た芯線を切り落として、形を整え完成。腕時計のストップウォッチを見ると23分。「うそっ?早い。」 一番最初の練習の時には45分くらいかかっていたので、かなり早くなったと思います。とりあえずあたりを見回し、周りのだれよりも早くできたのがうれしかった。かなり練習しましたので・・・。
見直しの時間がすごく取れたので、見栄えをきれいにして、重大欠陥や軽欠陥がないか何回も何回も確認しました。定規で確認して、ほぼ指定された長さでした。去年までのあわてた感じは全くなく落ち着いてできました。うそみたいに。今年初めて使った参考書のおかげです。(手で長さを測っているので、すぐわかると思いますが。)もしかしたら、気が付かないミスで落ちてるかもしれませんが、去年までとは全然違ってたのでとても満足しています。3番以外だったらこうはうまくいってなかったかもしれません。特に7月24日の問題、2番では、剥ぎ取り工具で2mm3芯に対応している工具は持ってなかったので、電工ナイフを使う必要がありました。あれはかなり時間がかかったと思います。(ホーザンの新製品で対応している工具を今年販売していました。)

会場の姫路独協大学はとても冷房のききがよく、涼しかったです。机の狭さは気にはなりませんでした。なぜかというと、隣の椅子が使えたからです。大講義室で横幅の長い机に2人がけだったので、いろんなところに物がおけました。

はじめて、姫路駅からバスで姫路独協大学まで行きました。バス停でどのバスに乗っていいのか一瞬迷いましたが、なんとか分かりました。バスターミナルじゃなくて、大手前通りにあるんですね。日頃姫路には行かないので迷い。時間のロス10分くらいです。早く行ったのですいていてよかったです。帰りは大混雑でしたが、それでも臨時の増発便に乗れたので、早く帰れたと思います。行列には20分くらい待ったかな?

受験生は年上と思われる方もいらっしゃいましたが、ほとんどは私より若い方でした。制服を着た高校生が多く、終わった後、独協大学の中庭でみんなで集まって講評をしていました。会場が大学のため、しばし、大学生に戻ったような気分になり、昔を思い出した1日でした。そういえば、高3のときここで、模試とか受けたなあ。一次試験は県立大学の書写キャンパスだったし、いろんな大学に行かせてもらっていいですね。

反省です。会場に入るとき一次試験と二次試験の両方の受験票を持っていくのですが、机を探すとき、間違って一次試験の受験番号を探してしまい、「席がないなあ」と延々と歩き回ってしまいました。ちゃんと二次試験の受験番号を見なければいけませんね。
練習の成果

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